机に向かう前にしておくこと4選
生徒
塾や図書館だと集中できるけど、家だとなぜか集中できないよ
このような発言を、よく生徒から聞きます。
その時、私は次のように答えます。
机にスマホを置いていない?
おばら
このように聞くと、『置いているかもしれない』と答える子が多いように思われます。
家で勉強が集中できない原因の1つに、勉強机周りの環境が悪くなっている場合があります。
今回は勉強机に向かう前にしておくこと4選を紹介していきます。
勉強机に向かう前にしておくこと4選
机周りにスマートフォンを置いておく習慣がある人は至急やめてください。
勉強の最中にスマートフォンを操作したり、通知が鳴るたびに気になったりすると、マルチタスキングにつながり、認知機能や記憶力の低下が起こります。
- 複数の作業を同時に(並行して)行うこと
勉強をしている間は、スマートフォンを違う部屋に置いておくようにしましょう。
(東北大学 川島隆太氏の発言を参照)
勉強机が散らかっているという人はすぐに片づけてください。
散らかった場所で作業をすると、整理整頓された場所で同じことをした場合に比べ、集中力が低下し、情報処理能力が下がります。
その理由は、机に向かったとき、視界に入ってくる情報が多くなりすぎると集中力が下がるからです。
目に入る情報を減らすことが集中力Upのコツです。
↑
上の机は、ほぼ完璧です。
欲を言うと、
①前が壁なので圧迫感が多少ある
②参考書が多すぎる
③今日の楽しみを書く
これら3点を修正したいところです。
漫画や雑誌などを机の中から出してください。
勉強をしている時、ふと集中力が途切れることがあります。
そのようなときに、すぐ手の届くところに漫画などがあると、つい手を伸ばし、「少し読もう」となります。
しかし、だらだらと読んでしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
息抜きのために、漫画を読むならば、あらかじめ決めていた休憩時間(=楽しみ時間)に行ってください。
(詳しくは勉強の効率を高めるためには?をご覧ください)
シャープペンやマーカーなどの筆記用具をケースにいっぱい入れている生徒がいます。
しかし、実際に普段からよく使うものとなると、かなり限られています。
不要な筆記用具は捨てることをオススメします。
なぜなら、文房具が少なければ、「どのペンを使おうか」などと選ぶ必要がなくなり、そのぶんを「考える」ことにエネルギーを使うことができます。
物事の選択や判断をするたびに、頭のエネルギーを消費しないようにしましょう。
机の上には多くても
- シャープペン(鉛筆)
- 消しゴム
- 赤ペン(マーカー)
- 青ペン(マーカー)
- 好きな一色ペン
の5点だけにしてください。
ペンケースはしまい、筆記用具はペン立てのようなものに必要最小限だけ入れて勉強を始めてください。
まとめ
勉強机に向かう前にしておくこと4選は
- スマートフォンを机に置かない
- 勉強机を片付ける
- 机の中に漫画などを入れない
- 不要な筆記用具を持たない
東進ハイスクール林修先生の名言で、「人はできない言い訳とやらない理由を見つけ出す天才」があります。
人間は弱いので、やらなければならない事がたくさんあればあるほど、結果が出なかった時のいい訳を見つけ出します。
いい訳を作ることを防ぐためには、いい訳を作る環境を無くすしかないと思います。
自制心を鍛えるよりも、シンプルにいい訳を作らないような環境を準備し、「誘惑を排除」したほうが目標達成に近づきます。
そのために、今回紹介した4つを実践していただけると幸いです。