速読法
こんにちは。
今回は速読テクニックである、スキミングとスキャニングについて書こうと思います。
これら2つをマスターすると、読解のスピード、正確性が格段に上がります!
スキミングとスキャニング
まず最初に、これだけは覚えてください!
・スキミング・・・内容を大まかに把握するテクニック
・スキャニング・・・重要なキーワードだけを探すテクニック
スキミングとスキャニングはどちらも、文章を一字一句、丁寧に読んでいくのではなく、重要な語を拾って読み、重要でない語は、とばして読むという点では共通しています。
スキミングとは
その文章が主に何を言いたいのかを大まかにつかむ技術です。流し読み、ななめ読みとも言われます。
難点は、どこを飛ばすのか、どこが重要でどこが重要でないかのポイントを把握することが難しいことです。
塾や予備校で、ポイントをつかむテクニックを学んでいく必要があります。
スキャニングとは
自分の知りたいことに関係がありそうな部分を探し出し、該当箇所のみをピンポイントで読んで行く技術です。
ひろい読み、探し読みともいわれます。国語の文章読解でいうと、設問を読んでから、解答の該当箇所を本文から探します。
小・中学校ではこの方法を教えられます。
やり方は?
スキミングで大事なことは、文章の論理構造(根拠によって結論を支える構造)を理解し、要約することです。
ただ、論理構造を理解するのは少し難しいです。やり方を全て書ききれないので、塾に任せましょう!
それができたら、文章要約ですが、こちらは簡単です。
1つの項目に大事なことは1つ、これだけを意識すればよいです。
項目とは、本だと「見出し」ですし、国語の文章読解であれば「段落」です。
1つの項目に、大事なことが1つ含まれていることを知れば、そこだけを読めば、スキミングができます。
スキャニングとは、欲しい情報を明確にして、その情報を得るために箇所を限定して、徹底的に読むことです。
読書だと、目次に目を通し、知りたいことがありそうな箇所を特定し、あとは徹底的にそこを読めばよいです。
国語の文章読解であれば、本文を読む前に、設問で何が問われているかを掴み取り、その後、問われていることをキーワードとして問題文の中から徹底的に探していけばよいです。
まとめ
速読には「スキミング」「スキャニング」のどちらの技術も必要です。
そして、どちらの技術も、意識して練習しないとできるようになりません。
日ごろから読書をしたり、塾で論理構造を見つける練習をするなど、努力が必要です。
私は国語の文章読解を指導するときに、
『まず設問を読んでから、本文から答えを探すといいよ』と、スキャニング主導で解くことを薦める場合があります。
『まず本文全体を読んでから、設問を一つずつ解くといいよ』と、スキミング主導で解くことを薦める場合もあります。
こればかりは、人それぞれ合う合わないがあります。
どちらの読み方が合っているか、たくさんの練習をし、ひとりひとりが自分に合ったやり方を見つけていくことが大切だと思います。
そして、その努力の過程で読解力が向上すると信じています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
参考書籍:「すぐやる人」の読書術