100の技術①『 5G』

世界を変える100の技術を紹介するにあたって、5Gの解説は必要不可欠です。今回は5Gについて解説していきます。

5Gとは

5Gとは「5th Generation」の略称です。

次世代通信規格の5世代目という意味で、日本語では「第5世代移動通信システム」と表記されます。

5Gって何がすごいの?

5Gではこれまでの通信システムに比べ、周波数を大幅に上げています。

周波数を上げると、情報量が多くなるメリットがあります。

一方で周波数を上げると、壁等の障害物やノイズに弱くなるデメリットがあります

5Gではこのデメリットをなくす3つの技術がすごいのです。

技術① 高速大容量

「高速大容量」を可能としたのは「マッシブMIMO(マイモ)」というアンテナ技術です。

これは、複数のアンテナを使った無線通信技術「MIMO」を発展させたもので、アンテナ素子を大幅に増やし、高速通信を実現させています。

さらに、電波を細く絞り、特定の方向へ集中的に発射する技術「ビームフォーミング」を組み合わせます。
技術② 高信頼・低遅延通信

「高信頼度・低遅延通信」を可能としたのは「エッジコンピューティング」という技術です。

これまでの通信は、

デバイス(スマホ等)→基地局→インターネット→サーバー→インターネット→基地局→デバイス

の流れでコンテンツにアクセスします。

それに対し、5Gの技術では

デバイス→基地局(エッジサーバー)→デバイス

の流れでコンテンツにアクセスします。

デバイスと通信経路が短いため、リアルタイム性を確保でき、通信時間を短くすることができます。

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技術③ 多数同時接続

「多数同時接続」を可能としたのは「グラント・フリー」という技術です。

従来の通信は利用する周波数や利用時間のやりとりが行われます。

その後、基地局が事前許可(グラント)を発行。

デバイスは、基地局から許可された方法でデータを送信します。

これに対し、5G導入後では基地局の事前許可なしにデータを送信できます。

これによって通信の混雑を回避し、1つの基地局に多くのデバイスが同時アクセスできることができます。

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★5Gの要点まとめ

高速大容量

「マッシブ MIMO」「ビームフォーミング」が活用され、高精細な授業動画配信などが可能になる。

高信頼・低遅延通信

「エッジコンピューティング」が活用され、自動運転などが可能になる。

多数同時接続

「グラント・フリー」が活用され、IoT化が加速する。

 

  • IoTとは「インターネット・オブ・シングス」の省略で、様々なものがインターネットに接続されること。

最後に

さらに調べていくと、5Gには2つ種類があることがわかりました。

めちゃくちゃ周波数が高い電波と、そんなに高くない電波(これまでよりは少し速い)の2つです。

2020年5月15日現在、めちゃくちゃ周波数が高い電波は使える場所がほとんどありません。

私が調べた限り、愛知県では以下だけです。

  • ナゴヤドーム docomo 5G プライム・ツイン
  • 豊田スタジアム 観客スタンド、東イベント広場周辺、 西イベント広場周辺
  • 松坂屋名古屋店 南館1階 北入口周辺 本館1階 北側さくらパンダ広場周辺
  • ナディアパーク ナゴヤイノベーターズガレージ
  • 国際展示場 施設内周辺
  • 久屋大通公園 エンゼル広場周辺
  • 矢場公園 矢場公園周辺

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おばら

5Gはまだ試験段階のようですよ

えー、でもテレビで「5Gは2時間の映画を3秒でダウンロードできる」って言ってたよ

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ごまちゃん

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おばら

実その恩恵を得られるのはもう少し後のようです

そっか、じゃあすぐにスマホを買い替える必要はないかな

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ごまちゃん

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