英語が苦手にならないようにするために
今回は英語が苦手にならないようにするためにはどうするべきか、について書きたいと思います。
結論から申し上げますと、
『中学1年生で習う be動詞・一般動詞・疑問詞の3つの文法を完全に理解する』ということが重要です。
ベネッセ教育総合研究所が2020年1月17日、「高1生の英語学習に関する調査」の結果を公表しました。英語を苦手と感じるようになった時期は、「中1の前半~中1後半」とが多い傾向にあります。
中1の前半~後半で学ぶ内容、それこそがbe動詞・一般動詞・疑問詞です。この3つの文法を、それぞれ区別して疑問文や否定文に書きかえることができるかどうかが、英語の得意・苦手の分かれ目です!
次に、あま市のある中学校の英語平均点推移のグラフです。
上のグラフを見てわかるように、中1最初の中間テストで英語の平均点は約80点です。しかし、徐々に平均点は下がり、1年生終了時には平均点が60点前後になっています。そして、学年が進み3年生になる頃には、平均点は50点前後に落ち着きます。
一つの理由は、途中で英語学習をあきらめる生徒が増えていくからだからです。
英語の学習は積み重ねが必要です。これまで学習した単語・文法が身についていなければ、現在行っている内容は理解できません。
つまずいた箇所を復習して理解するという行動が足りないため、途中で「英語なんて無理」とあきらめしまう生徒が多いように思われます。
そのような生徒は、2,3年生になってからがんばって勉強しても、1年生の内容につまづきがあると、復習に時間がかかり思ったように学習が進みません。
これは人それぞれ違います。
しかし、「何からやったらいいのかわからない」という方は、冒頭でお伝えしたように、1年生で習うbe動詞・一般動詞・疑問詞の区別から始めるべきだと思います。
具体的に言えば、
She is from Ama City . (be動詞)
He likes baseball . (一般動詞)
これらの区別です。
- 一般動詞がなければbe動詞を使う
- 主語がHeなので動詞にsをつける
また、この2つの英文の疑問文と否定文を作る手順の違いです(疑問詞)
× Does she is from Ama City ?
(区別できていない生徒さんの間違い例)
× Is he like baseball ? (間違い例)
× He is not like baseball . (間違い例)
- Doesとisを一緒に使わない
- isと一般動詞を一緒に使わない
また、上の英文のAma Cityと下の英文のbaseballについて問う、疑問詞を使った疑問文は作れますか?
× Where she from ? (間違い例)
× What do he likes ? (間違い例)
- 一般動詞がないため、be動詞を使わなければならない
- 主語がheなので、doをdoesに変え、動詞は原形に変える
英語が苦手な中学生は、まず1年生で習う上の3つの文法を完全に区別できるように練習して下さい。
集団塾や通信教材など、カリキュラムが決まっているものでは、前の学年の文法を復習することはできません。1年生の文法を復習したければ、1年生のクラスで授業を受けるか、1年生の教材を選ぶしかないからです。
また、一般的な問題集では、be動詞・一般動詞・疑問詞の単元ごとに問題が作成されています。
そのため、それぞれを区別して疑問文や否定文に書きかえられるかどうかが重要なため、3つの単元が混ぜて作られた問題集が必要です。
ごまちゃん
じゃあどうすればいいの?
やり方はこれかな
おばら
①3つの使い分けがある問題集を購入し自力で学習する
②友達または学校の先生に聞き、3つの使い分けの学習をする
③完全個別指導型の塾で、3つの使い分けを指導してもらい学習する
上記の方法で、勉強していく必要があると思います。しかし、①の問題集はあまり良いものがありません。
そのため、個別指導のハルのサイト内に
『英語これだけはやろう問題』を作りたいと思います。
その中に『中学1年生で習う be動詞・一般動詞・疑問詞の3つの文法を完全に理解する』問題を入れていこうと思います。
完成が近くなりましたら、またお知らせにあげたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
~追記~
英語これだけはやろう問題は