学習指導員

こんにちは。

本日文部科学省のwebサイトを確認したところ、学習指導員の募集受付が開始されていました。

学習指導員とは

子供たち一人一人の学習定着度に応じたきめ細かな指導を図るためのチームティーチング指導、家庭学習の準備・チェックの実施等の学級担任の補助や、放課後や長期休業期間、土曜日等を活用した補習、習熟度別学習、特別な配慮が必要な子供への支援等を実施するための人材。

人材確保のため、従来の手法にとらわれず、退職教員、教師志望の学生をはじめとする大学生、学習塾講師、NPO等教育関係者、地域の方々など、あらゆるネットワークを活用して人材確保に努めていく。

文部科学省:5月27日事務連絡・別添3より引用

臨時休校中の学習の遅れを取り戻すため、第2次補正予算案には、教員3100人の増員や、学習指導員6万1200人の配置などにかかる経費として、およそ310億円が計上されました。

公表されている資料を調べた中で、重要なものを3つピックアップしました。

資料①パンフレット

こちらがパンフレットです。

どんなサポートをすればよいか?

教員免許はいるのか?

採用の流れは?

勤務条件は?

いつから勤務するのか?

これら5つの記載があります。基本的な情報はこの中に全て入っています。

資料②予算案A

これは文部科学省が昨日公表した、令和2年度第2次補正予算額(案) です

これを見ると、310億円のうち、学習指導員の確保に310億円のお金が使われるわけではないことがわかります(資料③より、232億円とわかります)。

また、学習指導員の確保のために、国が支払うお金は必要経費の1/3だとわかります。

つまり、県の負担が2/3と大きく、財政の圧迫を招くので、地方の教育委員会は、だれかれ構わず採用するわけにはいかないということがわかります。

あわせて、TT指導の内容にも触れているので、これは資料③をご覧ください。

資料③予算案B

これも令和2年度第2次補正予算額(案) です。

この資料はTT指導について詳しく説明してあります。

資料を確認したところ、TT指導のメリットとしては、

「習熟度学習を実施し、学習状況が十分でない子どもに応じた指導ができる」

「補習を行い、子どもへの声掛けが増え、個別指導が十分にできる」

「教師の負担が減る」

の3点が挙げられます。

一方、TT指導の課題としては、

「教師と学習指導員の打ち合わせ時間の確保ができるのか」

「学習状況が十分な子どもを更にのばす方法はあるのか」

「教師と学習指導員の役割分担が不明瞭」

「現役の塾講師を雇うことは、本当に大丈夫なのか」

の4点が考えられます。

今後、新たに情報が入ると思うので、引き続き様子を見ていきたいと思います。

 

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