英語が苦手な方へ
こんにちは。
初めて保護者の方が来塾した際、一番多い相談は『うちの子、英語が苦手なんです』です。
英語の苦手克服法はいろいろありますが、今回は特に私がオススメするやり方を書いていきたいと思います。
英語はセンス?
よく、「英語はセンスでしょ」と言われます。
ただ、英語はセンスではありません。
勉強のやり方を知っているか、いないか?
です。そして、結論です。
次の3ステップを踏めば苦手を克服できます。
STEP1 教科書を音読30回
STEP2 音読した範囲の単語を覚える
STEP3 教科書準拠の問題集を解く
ひとつずつ解説をしていきます。
STEP1 音読
教科書本文の音読を30回してください。
多くの生徒が本文を黙読していますが、黙読はあまり効果が出ません。音読が必要な理由は3つあります。
理由①記憶の定着率
音読をすることで、目、耳、口という五感のうちの3つの器官を使うことになり、黙読に比べ定着率が高くなります。
黙読は五感のうちの目しか使わないので、記憶の定着率が下がります。
記憶のコツはこちら
理由②やりきった感
黙読では繰り返し学習するのは苦痛になるからです。
ただひたすら黙読をすることは「やりきった感」がなく、30回繰り返すモチベーションが保てないです。
理由③穴埋め問題に対応できる
音読を行うと、後述の英単語が覚えやすくなります。
また、テストの穴埋め問題で、口が覚えているので、すらすらと解答できるようになります。
STEP2 単語
次に、教科書本文を30回音読した後は、その範囲の単語を覚えてください。
本文を読む前に、単語を覚えるやり方は避けた方がよいです。
本文を読む前に単語を覚えるやり方だと、
「英語=単語を覚える=嫌悪感」
という思考になります。
「英語が嫌い」という生徒は、この勉強のやり方が原因だと思います。
最初に新出単語を覚えることは脳に負担がかかるため、やる気をなくす原因となります。
もし、先に音読を30回すれば、新出単語は何となく覚えています。
知らない単語をすべて覚える場合に比べて、うろ覚えでも単語をいくつか知っていれば、単語学習時間の節約になります。
単語学習時間が少なくなれば、ストレスが減り、英語に対する嫌悪感も減少します。
~英単語の覚え方は後日記事にします~
STEP3 問題集
教科書準拠の問題集を、繰り返し3回解き、よく間違える問題はノートにまとめてください。
①教科書準拠の問題集を使う
定期テストは、教科書の中から出題されるため、教科書準拠の問題集が望ましいのです。
学校で配布されているワークか、塾でもらえる教科書準拠の問題集を解くとよいです。
②間違えた問題を最低3回は繰り返し解く
1回問題を解いただけで、すべて覚える人というのはほとんどいません。
同じ問題を繰り返すということは、同じ脳の回路を何度も通すということです。
何度も通せば通すほど脳の回路は太くなり、情報の伝達が速くなり、また忘れにくくなっていきます。
③よく間違える問題はノートにまとめる
完全に理解をするためには、自分が何を間違ったかを追うことが大事なので、分からなかったことをまとめるのは重要な作業です。
ノートの作り方(演習解説ノート)はこちら
まとめ
英語が苦手な方は次の3ステップです。
STEP1 教科書を音読30回
STEP2 音読した範囲の単語を覚える
STEP3 教科書準拠の問題集を解く
これをやれば、かなりの高確率で英語の成績は向上します!
このやり方が絶対正しいとはいいません。
例えば、教科書本文のみを丸暗記して、テストに臨む考え方があります。
学校のワークのみを完璧にして、テストに臨むという考え方もあります。
どんなやり方でも良いですが、いろんなやり方を試してみるという考え方が大切です。
一回やってみて、自分に合わなければ、なぜそれが合わなかったかを考える。
そして、もっと良い勉強法を見つけていく。
それをしているうちに、自然と英語ができるようになりますし、他の科目も本質は一緒なので、あわせて成績は向上していくと思います。
ごまちゃん
先生は英語をどうやって勉強したの?
教科書の本文を完全に丸暗記しました
おばら
ごまちゃん
やっぱ丸暗記がいいかな
そうとも限らないです。中学時代は正直英語で困ることはなかったですが、高校英語でそのやり方は通用しなくなりました。もっといろいろなやり方を試しておけばよかったと反省しています。
おばら