オンライン学習

こんにちは。

全国的に小中学校の授業が正式にスタートしました。

今後は、学校と家庭をつなぐICT(情報通信技術)を利用した学習が進んでいくと思います。

今回は、その中で、オンライン学習について考えていこうと思います。

オンライン学習のポイントは

一方向授業双方向授業かを考えることです。

一方向授業とは

先生が一方的に話して、生徒はそれをノートにとり、試験前にそれらを暗記するという授業の形式です。

「一方向授業」で重視するのは、短時間で知識を身につけ、正解にたどりつくことです。

メリットは、短時間に多くのことを手っ取り早く学ぶことができる点です。デメリットは、生徒がつまずいた時のフォローが難しいことです。

双方向授業とは

先生が生徒に対して一方的に教え込むのではなく、生徒と先生の間、あるいは生徒同士のコミュニケーションが存在する授業のことです。

「双方向授業」で重視するのは、生徒が自分で考える力を育むことです。

メリットは、生徒がわからなかったことをきめ細やかに指導できることです。デメリットは多くのことを指導しようとすると、時間がかかることです。

オンライン学習方法を4つ紹介します。

①動画配信(一方向授業)

東進衛星予備校などが提供するようなネット授業です。CMでも見たことがあると思うので、イメージはつきやすいと思います。

学校に合わせた解説動画を作成でき、ポイントを押さえて効率的に指導ができます。これらはYouTubeなどで簡単に視聴が可能です。

メリット

視聴が簡単

作るのが簡単

いつもの先生が授業をやるので、とっつきやすい

デメリット

一方向での授業のため、集中力が続きにくい

先生の質が悪いと、時間の無駄になる

②動画配信(双方向授業)

ZOOMなどのアプリを使用しての双方向型のオンライン授業を行うこともできます。

メリット

視聴が比較的に簡単

通常の授業に限りなく近づけることができる

生徒の様子を見ながら授業を行うことができる

質問などはリアルタイムに答えることができる

リアルタイムで授業を受けることができるため、緊張感を持てる

デメリット

教材を用意しておく必要がある

双方の通信環境が影響するので、通信がとぎれやすい

③動画配信+課題提出(一方向+双方向)

動画を視聴し、それをまとめた内容や確認テストをオンラインで提出したりします。

YouTube動画上にアップした動画を見てもらい、その後Google Classroomなどで、課題の作成や受け渡しを行うやり方です。

メリット

生徒の様子が間接的に伝わってくる

質問などの解消も、一部生徒に限られるだろうが果たせる

先生とのやり取りも一部あるため、モチベーションは維持されやすい

デメリット

適当にやるとただの一方向の動画配信になる

個別指導のため、きちんと行うと先生の労力は莫大になる

課題にきちんと取り組み成果を出せる生徒は一部の生徒になってしまう

④授業は外部ツール+管理(一方向+双方向)

オンラインを使った映像指導は外部へ丸投げし、先生は生徒の受講歴の確認や小テストの実施などを行います。

なお、愛知県公立高校がこのやり方を導入する予定です。スタディサプリというアプリを使っていくようです。

メリット

先生の負担は最も少ない

プロの授業なので要点がまとまっている

デメリット

学力レベルに合わせた内容が作りずらい

学校、先生の意義を感じなくなる生徒が増える

まとめ

環境別に考えると

小・中学校
毎日の授業は動画配信+課題提出
補習は動画配信①

高等学校
授業は外部ツール+管理


個別指導型なら動画配信②
集団授業型なら動画配信①または動画配信+課題提出

が今のところ合っているかと思います。

ただ、何が最適かは今後のテクノロジーの進化で変わってきます。

そのためにも、常に時代に合わせた最適な方法を研究していくべきだと思っています。

塾長ブログでは、新しい情報が入り次第、その都度発信していきます。

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