フォニックスを覚えよう
こんにちは。
今回は「フォニックスを覚えよう」です。
前回の記事はこちら
完璧に理解しなくても大丈夫です。
今回の目標はズバリ、、、
フォニックスの基本をおさえる
この記事でフォニックスの全てを書くことができません。
基本をおさえるための5点に絞って書いていきます。
①基本表を覚える
②Magic E(マジックイー)
③2文字で1つの音
④発音されない音
⑤覚えた方がよい英単語
①基本表を覚える
まずは下の表をご覧ください。
この表の出だしがa(ア)b(ブ)c(ク)d(ドゥッ)なので、『アブクドゥ読み』と呼ばれています。
この表を完璧に覚えてください。
これだけでも、フォニックスの読み方の基本が理解できます。
②Magic E(マジックイー)
マジックe とは英語特有の発音のルールです。
マジックe は、語末の e を発音しない「サイレントe」の一種であり、かつ、直前の母音の発音を変える役割があります。
マジック e は直前にある母音の発音を、その母音にあたるアルファベットの読みに変化させる働きがあります。
マジックe の直前に「a」がある場合
a+マジックe の場合、aの発音は ei ( エイ )に変化します。
例
ache ( 痛み )( エイク )
age ( 年齢 ) ( エイジ )
face ( 顔 ) ( フェイス )
take ( 取る ) ( トゥェイク )
マジックe の直前に「e」がある場合
e+マジックe の場合、e の発音は iː ( イー )に変化します。
例
athlete ( 運動選手 )( アスリィート )
concrete ( コンクリート )( カンクリィート )
delete ( 削除する )( ドゥェリィート )
scheme ( 計画 )( スキィーム )
マジックe の直前に「i」がある場合
i+マジックe の場合、iの発音は ai ( アイ )に変化します。
例
bike ( 自転車 )( ブァイク )
nine (9)( ヌァイン )
price ( 価格 )( プルァイス )
write ( 書く )( ルァイトゥ )
マジックe の直前に「o」がある場合
o+マジックe の場合、oの発音は əʊ ( オウ ) に変化します。
例
home ( 家 )( ハォウム )
joke ( 冗談 )( ジュォウク )
smoke ( けむり )( スムォウク )
suppose ( 思う )( スァプォウズ )
マジックe の直前に「u」がある場合
u+マジックe の場合、u の発音は (j)uː ( ゥユー )に変化します。
例
dispute (議論する) (ドゥイスプゥユートゥ)
excuse ( 許す )( エクスクゥユーズ )
refuse ( 断る )( レフゥユーズ )
June ( 6月 )( ジュゥユーン )
マジックe の直前が r の場合
e の直前が r の場合、reの発音は ə ( アァ )に変化します。rは発音しません。
例
are ( ~です )( アァ )
figure ( 姿 )( フイグアァ )
there ( そこに )( ゼアァ )
were ( ~でした )( ウォアァ )
③2文字で1つの音
フォニックスはA~Zの音を足し算で読んでいくものです。
しかし、中には2つの文字をならべて、1つの音を表すものがあります。
例えばフォニックスの基本ルールだと
sh→スハ
なので
ごまちゃん
ship→スハィプ
ですが、実際は
ごまちゃん
ship→シィプ
です。つまりshの2つのアルファベットで ( シ ) と読みます。
これは一例です。他にもたくさんあります。
2文字で1音①
・ch「チ」→ lunch「ルァンチ(昼食)」
・ph「フ」→ photo 「フォトゥォ(写真)」
・wh「フゥ」→ whale 「フゥエイル(くじら)」
・th「ス」→ three 「スㇽリー(3)」
・th「ズ」→ this 「ズィス(これは)」
・ck「ク」→ neck 「ヌェク(首)」
・ng「ング」→ song 「スォング(歌)」
・ck[ク]→back 「ブェアク(背中)」
2文字で1音②
・au / aw「オー」→August 「オーグァストゥ(10月)」
・ou / ow「アゥ」→out「アゥトゥ(外に)」
・oi / oy「オィ」→boy「ブオィ(男の子)」
・ay / ai「エィ」→day「ドゥエィ(日)」
・ey / ei「エィ」→they「ズエィ(彼らは)」
・ea / ee「イー」→eat「イートゥ(食べる)」
・ie「イー」→ field「フィールドゥ(野原)」
・oa / oe「オー」→road「ルォードゥ(道)」
・eu / ew「ュー」→new「ヌュー(新しい)」
・ui「ウー」→fruit「フルゥートゥ(果物)」
・00「ウー」→food「フウードゥ(食べ物)」
・00「ウッ」→book「ブウック(本)」
④発音されない音
●kn の k ,ps の p , wr の w は発音しません。
kn→knife「ヌァィフ(ナイフ)」
ps→psycology「サイクォルォジー(心理学)」
wr→write「ルァイトゥ(書く)」
●単語の初めの gh は gと読み、h は読みません。
ghost「グォストゥ(おばけ)」
Ghana「グェアヌェア(ガーナ)」
●単語の終わりの gh は、f ( フ ) と発音される時と、全く発音されない時とあります。
f(フ)→laugh「ルェアフ(笑う)」
発音しない→high「ハイ(高さ)」
● GHT と続く場合、gh は読みません。
eight「エィトゥ(8)」
thought「スオァトゥ(思った)」
●母音(a・i・u・e・o)が2つ続く場合は1つ目を長く発音し2つ目は発音しません。
train→「トゥルェァ(ィ)ン(列車)」
(ィ)の部分は、実際発音するときに、読まなくてもよいです。
⑤覚えた方がよい英単語
覚えた方がよい基本単語一例です。
I ( アイ )→読み方がイではない
he ( ヒー )→読み方がハエではない
you ( ユ )→ゥーを読まない
and ( ェアン )→ドゥを読まない
などなど
英語で会話をしていると、全体の25%がこのような例外だそうです。
まとめ
フォニックスについては、これだけを教える教材や塾があるくらいですから、一朝一夕で理解できるものではありません。
しかし、フォニックスを理解していると、今後の英語学習で確実に有利になります。
最後に、フォニックスのオススメの勉強法を3つお伝えします。
1つ目はフォニックスの教材を購入し、自宅で学習するやり方です。
条件としては、リスニング教材がついていること、なまけずに勉強が継続できる環境があることです。
教材は、本屋さんで自分と相性が合うものを見つけて購入するのが良いです。
2つ目は英会話のプロ講師がいる教室で習うやり方です。
条件としては、小学生以下が対象の教室であること、プロ講師がいることです。
正直、中学校からフォニックスを通いで学ぶくらいなら、定期テストに向けて英語の進学塾に通った方がよいと思います。
3つ目はYouTube動画で学ぶやり方です。
これは無料ですし、オススメです。
条件としては、ネット環境があること、なまけずに勉強が継続できる意思があることです。
いろいろ検討しましたが、
『あいうえおフォニックス』が一番良いです。
動画の本数は100を越えますが、1回の内容が5分前後なので計画を立てて視聴すれば、使いやすいと思います。